なまくら包丁がスパッと切れる?家庭で出来る裏技とは?

意外と知らない包丁の歴史

包丁が出来るまで

スーパーで並んでいるのを購入して、そのまま使う包丁ですがどの様にして作られているのでしょうか?良い包丁は火力に左右されるので、コークスという石炭を乾留して出来るものを使って1000度近くまで温度を上げます。そこに包丁の材料である鋼を入れて溶かします。

刃物製作所によっては沸かしつけといって伝統的な方法を使う事もあり、鋼に硼酸・硼砂・酸化鉄を混ぜていきます。しっかりと混ざったらハンマーで叩きながら接着し少しずつ包丁の形にします。

形が出来たらしばらく寝かし、すっかり冷やされたら余計な部分を切り落とします。その後、再度焼き付けて冷却、研げば完了です。刃だけでは危ないのでハンドルをつければいつでも出荷出来ます。

なぜ切れるのか知っていますか?

包丁で物を切る。当たり前の事ですが、なぜ包丁を押し当てるだけで切れるのでしょうか?包丁の刃を顕微鏡で見ると刃先に細かな凹凸があり、それを前後する為に切れるのです。簡単に言えばノコギリと同じ要領です。

この細かな凹凸は物を切っていくごとに少しずつ磨り減っていき、やがて凹凸がなくなるとなまくら包丁になってしまうのです。研ぎ石はその凹凸を作る為の作業と言えるでしょう。ちなみになまくら包丁は切れにくいので無用な力を入れてしまい、ケガや事故の元に繋がりやすいです。

食材に関しても切るのではなく押しつぶす事になるので繊維がつぶれて見た目や味に影響が生じます。「切れないから」といって放置せずに手入れしていく事が大切です。